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白馬大雪渓から白馬三山縦走と鑓温泉 [山]

Map.jpg
  ※引用 北アルプス総合案内所 白馬岳だより

我家恒例、海の日連休のアルプス山行。
今回は白馬大雪渓に挑戦です。

前日に猿倉の臨時駐車場に入り車中泊、朝は3時45分に起床し朝食を食べて5時出発の予定でしたが遅れて6時出発。
猿蔵臨時駐車場.JPG
猿倉荘.JPG
猿倉には1000円で4本爪のアイゼンが売られている。
ちなみに市販の4本爪より爪も長く効きそうですが重量が3~4倍あります。
雪渓や雪に慣れていない初心者には6本爪が良いと思います。市販の4本爪は気休め程度、滑り止め効果はありますが土踏まず部分にしか爪が無いので雪面に靴をフラットに置きながら登る事が出来ないと滑ります。
アイゼン.JPG
今回の山行には高校時代の友人が二組参加する事になった、一組はまったくの初心者大丈夫だろうか?
不安交じりの山行がスタートした。

序盤は近郊の山と同様の登山道。
登山口.JPG
白馬尻までは楽々一時間のお散歩山道。
白馬尻まではこんなカンジ.JPG
白馬尻まではこんなカンジ2.JPG
さっそくキヌガサソウが我々を出迎えてくれました。
キヌガサソウが出向かいです.JPG
白馬尻山荘に到着
何という花でしょう.JPG
白馬尻ようこそ.JPG
白馬尻から数分で大雪渓に突入です。
そろそろ大雪渓.JPG
いよいよ大雪渓の登り
大雪渓下部.JPG大雪渓.JPG大雪渓上部.JPG
大雪渓を2時間ほど登ると草付きに到着
大雪渓上部 草付き.JPG
更に登ると小雪渓と呼ばれるトラバース、ここを通過する時間帯は昼近くになるので雪渓も緩みアイゼンは不要です。
小雪渓.JPG
トラバースを過ぎると一面のお花畑
小雪渓あとのお花畑から杓子岳.JPG
高山植物1.JPG
ミヤマシオガマ
ミヤマシオガマ.JPG
ウルップソウ
ウルップソウ.JPG
この辺りから雨足も強くなりゆっくりと高山植物を撮りたかったが先を急ぎます。
ここからの登りがまたキツイ、ここを登り切ると村営の頂上宿舎があるのだが長い。
お花畑1.JPG
ここで雨の日のヒント(同行したロバさんが教えてくれました)
レインウェアのパンツを履くときに靴に付いた泥が気になりませんか?
そんな時はレジ袋を靴に被せこんな風にパンツを履きます、足入れもスムーズだし汚れもまったく気になりません。ロバさんに感謝です[手(チョキ)]
必殺カッパ履き.JPG
頂上宿舎でレインウェアのパンツも履いたので雨なんてなんのその。。。
我家の山行は基本はテント泊ですので天候が悪そうだったり雨の日は中止します。
従って約40年間山登りを続けていますが雨具を新調したのは過去1回で使用したのも1回。
(大昔はポンチョでした[わーい(嬉しい顔)]
そして一昨年涸沢に行くときに2回目の新調をしましたが今回まで使用経験はありません。
やっとこの山行で試すことができました、素晴らしいの一言です[exclamation×2]雨の進入はまったくありませんしムレムレ感もほとんど感じません。(当日は気温が低かったせいもあるかな?)
さぁ~てやっと今夜の宿となる、白馬山荘が見えてきました。
この両側も一面のお花畑ですが雨と疲労で撮る余裕などありません[もうやだ~(悲しい顔)]
白馬山荘.JPG
私のパートナーの以前からの要望(この山荘に泊まりたかった)で白馬岳山行を企画、同行の4人分も含め個室を3部屋予約しておきました。
白馬山荘受付.JPG
受付ではよほど空いていたのでしょう?あるいは掃除する手間を省けると判断したのか?
6人ならば特別室をお使いくださいとのこと。。。山小屋なのに床の間のある部屋でした。
特別室.JPG
事前にサイトやパンフレットで見て想像していた山荘のイメージは、スイスのロッジでしたが・・・山小屋には変わりはありませんでした。(小屋泊まりは2回目なので他は知りませんがね)

夕方、雨も止み頂上も見え、剣岳や昨年行った立山も見えましたが既にビールも入り白馬岳頂上アタックは面倒になりご来光を見るときに変更。

これが失敗です、夜中に何度か目が覚め窓を叩き付ける風雨にご来光も諦める事となるのです。
という事で翌朝、頂上アタックはその風雨の中、ロバさんと彼の同僚のお二人だけでした。

霧と風雨の中、今夜の宿である白馬鑓温泉を目指し、まずは杓子岳に向かいます。
杓子岳へ.JPG
お花畑2.JPG
お花畑3.JPG
お花畑4.JPG
高山植物.JPG
ツガザクラ.JPG
ハクサンシャクナゲ.JPG
ミヤマアズマギク.JPG
ミヤマオダマキ.JPG
エンレイソウ.JPG
時期がよかったのか?そのような場所なのかは分かりませんが高山植物の宝庫でした。
杓子岳は山腹をトラバースして頂上を回避、次の鑓ヶ岳は強風にビビリながらナイフリッジを頂上と勘違いしてハイタッチをしたがエセ頂上、本物の頂上を目指しました。
霧で稜線から外れないように目を凝らしながらやっと天狗平と鑓温泉との分岐。
稜線を降りると強風は収まり小屋で購入したお弁用を頂きます。
この辺りにはコマクサの群生があります。
コマクサ.JPG
白馬山荘で出会った山岳パトロールの方いわく、今年は残雪が多く稜線から鑓温泉までに雪渓が2ヶ所あるので気を付けるようにと念を押された。
どうせなら鑓温泉まで雪渓があれば楽ですがね。。。
この白馬三山縦走コースの二番目の核心部である鎖場を通過します。
鎖場.JPG
ここを過ぎれば鑓温泉小屋も直ぐに見えてきます。
この日本最高所にある温泉に入るのが2日目のお楽しみ[手(チョキ)]
掛け流し鑓温泉.JPG
小屋は7月から9月までの期間オープン、解体がし易くなっているようで白馬山荘にあった乾燥室などあるわけもなく、通路兼自炊場所兼物干し場をなってる場所に雨具等をぶら下げます。
小屋は二段ベッドタイプで二人用四人用をあてがわれました。しかし置いてある枕の数を見ると混雑時にはそれぞれ倍の人数を詰め込むのでしょうね[がく~(落胆した顔)]
鑓温泉小屋.JPG
相変わらず天候は雨のち曇りの繰り返し、これでは星空を見ながら缶ビール片手に温泉三昧と行きません。

そしてやはり翌朝は豪雨、スマホでアメダス映像を見ると2時間後くらいには雨雲が東に移動しそうなので出発を8時に変更しコーヒータイム。(便利な時代です)

そして雨が止んだすきに出発です。
鑓温泉からの下り.JPG
ここから猿倉まで約5時間の道程、3回ほど雪渓を通りチョットだけスリリングなトラバースを繰り返すと池塘に咲くミズバショウに出会えます。
ミズバショウ.JPG
地図上の最後の目標地点である一本ブナここまで来れば猿倉まで20分ですが、ブナ林には入りましたがどれが一本ブナなのか皆目見当が付きません、きっとこれかなってブナを見ると。。。何かに見えませんか?[わーい(嬉しい顔)]
一本ブナ.JPG

2泊3日の白馬三山縦走山行も何事もなく無事終了。
北アルプス、雪渓歩き初めて皆さんお疲れ様でした。

我家の今年の山行はこれで終了です。
来年はまた雷鳥沢キャンプ場でテント泊かな~


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ロバ

BOBさんお疲れ様でした。

天候は悪かったけど靄の中のお花畑は幻想的できれいでした。
また、ライチョウに5羽も出会うことができました。

いろいろ世話になりました。
by ロバ (2012-07-18 08:13) 

nousagi

ロバさんのところからやってきました。
せっかくの景色やお花やライチョウが
見られないので・・・(笑)。
生憎の天気ではありましたが
楽しいお仲間と楽しい山行、
よかったですね~。
by nousagi (2012-07-19 08:44) 

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